2021/04/08
4月8日はお釈迦さまのお誕生をお祝いする「はなまつり」です。
例年でしたら、はなまつりの行事を行うのですが、昨年に続いて今年も中止といたしました。お御堂の前に花御堂(はなみどう)は出しておきましたので、通りがかりや園の帰りがけに甘茶を頂かれた方もたくさんおられたようです。
はなまつりは何で甘茶をお釈迦様にかけるのでしょうか?
お釈迦様のご誕生の時「甘露の雨が降り注いだ」という説話がもとになっています。
雨はどんな立場の人にも平等に降り注ぎます。全ての人が平等に幸せになれる教えを説かれた方がお生まれになられたことを、この説話は表しています。
またお釈迦様は生まれてすぐにこうおっしゃったという説話があります。
「天にも地にも我一人、わが命尊し」
(天上天下唯我独尊)
「後にも先にも私はたった一人だけ。たった一度の尊い命です」という意味。
「俺が最強だ!」という意味では決してありません。
生まれた所や、皮膚や目や髪の色や、考え方や生き方が違っても尊さを比べることはできません。人間も動物も植物も虫も比べられません。
全部たった一度の尊い命です。
このことを生涯を通して伝えてくださった方がお釈迦様だという意味の説話です。
違いを認め合うのが仏教ということです。そんな大人になってほしいですが、まずは自分がどうだろうかが大切ですね。
豪快に甘茶を飲み干してくれました!
ハッピーバースデイ BUDDHA!
<ひ>「われ一人尊し」なので、蝋燭は一本
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